英文の読み方の授業です。

 よくある質問です。

「英文法はどの程度身に着ければ英語が読めるようになりますか?」

はっきり言って、「英文法」は意識して読んでいません。必要であることは認めます。でも実際読んでいるときは、たった一つのことしか気にしていません。

    ↓

 「幼稚園児と話している感じ」です。

 

 例えば「東京大学」の問題でも

 In later years, I confess that I do not envy the white boy as I once did.

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 「幼稚園児」はまだ知能が発達していませんから、断片的な話し方をします。従って、英文もドンドンぶった切っていって細かくします。

 

  In later years「後になって」

  (どうしたの?)

  I confess    「私は告白する」

  (何を?)

  that I do not envy「妬んでいないことを」

  (何を?)

  the white boy「白人の少年を」

  (へぇー、それで?)

  as I once did.「かつてほどは」

  (わかった!)

 

  という感じです。この細かく分けた箇所を訳しつつ、突っ込みをいれていくのが「英語の読み方」のコツです。すなわち、「一つ一つの細かな塊」は二つの機能を持っています。前の塊に対する答えと新たな質問ということです。「質問」して→「答える」→その答えが新たな「質問」に、という感じです。この塊のことを英語では"chunk"といい、それを利用した読み方を"chunk reading"と一般的には称されています。

 

 


川越の原風景です。ここは、田んぼです。トラクターが整地し始めたので、これから水を引きます。